社会・経済を学ぼう

社会・経済を学ぼう vol.1

クイズ形式で社会・経済のことを気軽に楽しく学べる新シリーズです。ぜひ親子で取り組んでみてくださいね☆

【問題】 家計を占める食料費の割合をなんという?

ヒント♪
「わが家は食べ盛りばかりで、〇〇が高くて困るわぁ~(^^;)」「節約しているはずなのに、全然〇〇が下がらないのよね…」など、聞いたことはありませんか?外食が多かったり、お酒が大好き!なご家庭もこれが高くなる傾向に…

【答え】 「エンゲル係数」です。

◆エンゲル係数ってなに?
エンゲル係数とは、家計で使ったお金のうち、食料費がどれくらいだったかを割合(%)で表したものです。これは計算で求めることができます。

【エンゲル係数(%)= 食料費 ÷ 消費支出 × 100】

食料費は、肉や魚、野菜、お菓子などの食べ物に使ったお金だけでなく、お酒や外食に使ったお金も含みます。消費支出は、おもに、食料費や水道光熱費、医療費、住居費など実際に使ったお金のことです。お父さんやお母さんが仕事で得た収入から、税金や社会保険料のお金、貯金したお金、ローンのお金などを差し引いて求めます。

◆エンゲル係数は誰が考えたの?
エンゲル係数を考え出したのは、ドイツの統計学者エルンスト・エンゲル(1821~1896年)という人です。エンゲル氏は、ベルギーの労働者に対して家計調査を行いました。その中で、家計の収入が増えるにつれて、消費支出の中の食料費が占める割合が小さくなっていくという、『エンゲルの法則』を発見し、1857年にこの法則を論文で発表したのです。そして、消費支出の中で食料費が占める割合を『エンゲル係数』として表しました。

◆エンゲル係数からわかること
エンゲル係数は、家計にどれくらいのゆとりがあるかを表しています。次の表を見てみましょう。

Engel's_coefficient
出典:総務省統計局「平成26年全国消費実態調査 年間収入十分位階級別1世帯当たり1か月の収入と支出」

表1は、総務省による平成26年全国消費実態調査の結果から、2人以上の世帯のうち、会社などで働いている人がいる家庭での年間収入の区分を10区分に分けて、収入と支出、エンゲル係数を表にまとめたものです。

この表を見ると、収入が増えれば増えるほど消費支出が増えていくことがわかります。つまり、収入が多くなると家計にゆとりができるので、食料品を買う以外にも、レジャーに出かけたり、欲しい物を買ったりと、いろいろな物にお金が使えるようになります。そのため、収入が多い家計では、消費支出の中に占める食料費の割合が小さくなりエンゲル係数が小さい値になるのです。反対に、収入が少なくなると、食料品以外の物にお金を使うゆとりがなくなるので、消費支出の中に占める食料費の割合が大きくなって、エンゲル係数が大きな値になります。

このことから、エンゲル係数は、家計にどれくらいのゆとりがあるのかの度合いを示すものです。

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