パーソナルファイナンスを学ぶ

vol.9 ~日本のお金のすごいところ~

パーソナルファイナンスを学ぶ
☆1人ひとりに合ったお金の活用方法・管理方法を身につけよう☆

~日本のお金のすごいところ~

電子マネーが普及した現代ですが、あらためて日本のお札や硬貨のスゴイところを見直してみませんか?金融研究所 貨幣博物館によりますと、日本の貨幣は古代7世紀後半にさかのぼります。1998年飛鳥池遺跡(奈良県明日香村)での発掘調査により富本銭(ふほんせん)という貨幣が発掘され、その当時からつくられていたとされています。

◆貨幣のデザインに込められた思い
明治時代以降、貨幣(硬貨)は全て円形でした。5円や50円貨幣に穴(孔)があいていますが、これは他の額面の貨幣との識別を容易にするためのようです。偽造防止などの意味もあるといわれています。
ちなみに、貨幣のどちらが表面でどちらが裏面かは、悩ましいことですよね。実は、これを定める法的根拠はなく、これまでの経緯から「年号(年銘)のある方が裏」で、「その反対が表」として一般的に扱われています。
昔から貨幣は安定した経済や暮らしのために活用されてきました。さまざまな模様が描かれており、その貨幣がつくられた当時の社会状況が反映されているものもあります。そのような思いが込められている貨幣の一つが5円です。

5円玉の素材

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※出所「知ってる?貨幣のデザイン/独立行政法人造幣局より」

素材は黄銅(こうどう・おうどう)という見慣れた黄色っぽい銅で、真鍮(しんちゅう)と呼ばれることも多いです。デザインは、日本の産業の象徴として、「稲穂が農業」「歯車が工業」「水が水産業」を表しています。国も国民も豊かになるようにという願いがこめられているように思えます。

◆日本独自の技術が凝縮されたお札
お札の流通量は、平成27年の大晦日時点で一般家庭や企業、金融機関などで年越ししたお札(銀行券)の残高は、98.4兆円。なんと枚数にすると155.6億枚だそうです。その高さは、富士山の約412倍の高さで約1,556kmに達します。

お札には特殊な施工が施されています。偽造防止のために日本独自の工夫が見られます。現在の1万円札は、従来のすかしや凹版印刷のほかにも、角度を変えると画像の色や模様がキラキラと変化する「ホログラム」、お札を傾けると、表面左下に「10000」の文字や裏面右上に「NIPPON」の文字が浮かび上がる「潜像模様」などがあります。このほかにもいくつもの工夫がされています。
偽造防止のほかに、「識別マーク」といって、指で触って識別ができるようになっていたり、目が見えない方のために、表面右下にざらつきのある深い凹版印刷がされています。(※日本銀行にて公開されているデータをもとに作成しています)

暮らしになくてはならないお金。昔の人たちにとっても同様に大切な存在だったことでしょう。もう少しお金について知りたい!という方は、日本銀行の貨幣博物館に見学に行ったり、日本銀行のホームページでもお金について紹介していますので、親子で楽しみながらお金について学ぶ機会をつくってみても楽しいですね。

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