コラム

起源を知りたい! Vol.10

さまざまな物の起源をご紹介します☆

~スリッパの起源は?~

皆さまはご自宅でスリッパをお使いでしょうか?日本では、家に入るときに靴を脱ぐため、玄関にスリッパを置いているご家庭も多いと思います。土足厳禁の学校などでも、靴箱付近に来客用のスリッパが置いてありますね。このスリッパ、実は日本で誕生したものだということをご存知でしたか?

江戸時代に200年以上続いた鎖国が終わり、明治初期には多くの外国人が日本にやってくるようになりました。海外では屋内でも靴を履いたまま生活するのが当たり前なので、当然、日本の家屋にも土足で入ってしまうというトラブルが絶えなかったようです。そんな状況を見かねた仕立て職人の徳野利三郎さんが、外国人向けに靴のまま履ける上靴として新式草履を考案。古い畳と和紙で作った小判型の土台にビロードやラシャ(毛織物)を用いた甲を取りつけたもので、これが現在のスリッパの原型となりました。

しかし、明治時代のスリッパはまだまだ高価なもので、一般の家庭にまで広く普及したのは昭和30年代だとか。意外にも生活必需品となるまでは長い道のりだったのですね。

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