栄光職業ファイル

栄光職業ファイル Vol.16「学芸員」

博物館や美術館などに勤務し、資料や作品の調査・研究、収集・保存などを担当。さらには、展覧会の企画・開催などを通して、作品・資料の学術的・文化的価値をより多くの人に伝える使命を担っているのが学芸員の仕事です。勤務先には、総合博物館、歴史博物館、郷土資料館といった各種博物館のほかに、美術館、動物園、植物園、水族館などがあり、各専門分野に特化した深い知識と技能が求められます。

また、調査・研究といったアカデミックな業務だけでなく、解説書やデジタルアーカイブの作成といったデスクワーク、施設内の清掃や修繕など細々とした雑務も幅広く担当します。学芸員の資格は、博物館に関する科目を開講している大学に進み、所定科目を履修して取得するのが王道です。大学を卒業し、学士の学位を取得することで学芸員の資格が授与されますが、就職には各博物館の採用試験に合格する必要があります。しかし、採用は欠員が出た場合にのみ行われるのが通例であり、普段から職員との交流を深めるなどの努力も必要です。

学芸員になるには、美術や歴史、遺跡や動植物など、希望する施設が扱っている分野について人並み以上に興味を持っていることが基本条件となります。さらには、幅広い業務に対応できる柔軟性、古文書を読むための国語力、海外の論文や国外の方へ情報発信する語学力を身につけておくことも重要です。

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