パーソナルファイナンスを学ぶ

vol.19 ~祖父母からのお小遣いの考え方~

◆祖父母からのお小遣いの考え方
子どもに関する消費で10年ほど前からその時期が半年も前倒しになっているものがあります。それは「ランドセル」の購入時期。最近は10月がピークを迎えるようになりました。その理由というのも、祖父母が孫のために購入する需要を見込んで、メーカーがお盆などのシーズンを狙って夏ごろからランドセルの販売をするようになったからです。(※)
このように祖父母から孫への支出は親世帯の家計への一助を担っているようです。夏休みなどの帰省で祖父母から孫にお小遣いをもらう機会もあるでしょう。うれしい反面、過度になってしまうのは親として心配なところです。
そこで、祖父母の皆さまの気持ちを大切にしながら、お子さまにお金の大切さを伝えるにはどうすれば良いかを考えてみたいと思います。
(※「家計簿からファミリーライフ 家計調査平成27年/総務省より」)

◆みんなで子どもの成長を見守る雰囲気づくりを
遠く離れたところにお住いであれば、久しぶりにお孫さんに会えることはうれしいものです。ついつい祖父母の皆さまの財布の紐も緩んでしまうことでしょう。しかし、日頃からお金やおもちゃなどが贈られると、親としてどう対応すれば良いか困ってしまう場面もあるのではないでしょうか。
では、どうすれば祖父母の気持ちを大切にしながら、上手に家庭の方針を伝え、理解してもらえるでしょうか。
それには祖父母の気持ちを尊重し、感謝することが大切です。祖父母と親の世代には色々なギャップがあります。そのギャップを埋めるには時間をかけながらお互いを尊重する気持ちが大切です。いつも、わが子のことを大切にしてくれていることに対し、感謝を伝えましょう。それから家庭の教育方針についてじっくり話す機会をつくり、わかってもらえるようにしてみましょう。じっくり話すことができるよう、「ふだんからのコミュニケーションづくり」を心がけ、お互いの価値観の違いを尊重しあえる、オープンな雰囲気になると素敵ですね。

・ 祖父母に感謝の気持ちを伝える
・ 家庭の教育方針を話す
・ 日頃からコミュニケーションの機会をつくる

◆何に使ったのか、子どもからお礼を伝える
ときには、祖父母から大金をいただくこともあるでしょう。そのときは、一旦親が預かり、習い事や教育資金のために貯蓄しておくのも一つの方法です。また、お子さまが直接祖父母からお小遣いをもらうときは、そのお金で何を買ったのか、後日、お子さまから直接「お礼」と「報告」をするようにしてはいかがでしょうか。

世代を超えて、家族みんなでお子さまの将来を楽しみにできるというのは素敵な関係ですね。そんな中で育まれるお子さまの金銭感覚や能力はきっと将来に生かせる経験となるのではないでしょうか。そしてお子さまの成長を目の当たりにすることで、家庭の教育方針についても理解してもらえるようになれば何よりですね。

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