起源を知りたい!

起源を知りたい! Vol.14

さまざまな物の起源をご紹介します☆

~ビニール傘の起源は?~

8月・9月は台風シーズン。加えてゲリラ豪雨など突然の大雨にも注意が必要ですね。外出時に思いがけず雨に降られ、コンビニなどで急いでビニール傘を購入することもあると思います。透明で視界を遮らないビニール傘は前が見えて安全ということもあり、お子さまに持たせている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

このビニール傘は日本の傘問屋、武田長五郎商店(現・ホワイトローズ株式会社)が開発したもので、1958年(昭和33年)に第一号が発売されました。始まりは昭和20年代。当時、主流だった綿傘の色落ち防止として、9代目の須藤三男氏はビニールに目をつけます。傘にカバーをかけるという斬新なアイデアから生まれたビニール製傘カバーは大ヒット。しかし、昭和30年代にナイロンが誕生し、傘カバーは不要に…

そこで須藤三男氏は、完全防水素材であるビニールフィルムを直接傘骨に張ろうと発案。各種特許を取得し、ビニール傘の機構・製造方法が確立しました。とはいえ、発売当時は一般的な傘より高価だったこともあり、販売店から見向きもされないスタートを切ったそう。

そんなビニール傘を救ったのが、1964年に開催された東京オリンピック!オリンピック観戦のために来日していたアメリカの傘バイヤーがビニール傘を目にし、ニューヨークへの輸出販売を提案。国外にもビニール傘が広まるきっかけとなったのです。日本では傘屋ではなくアパレルショップなどで販売され、ファッショングッズとしてテレビに取り上げられたことで全国的に知られるようになりました。

現在では身近なお店で手軽に購入できるビニール傘。皆さまのお宅にも何本かあるのではないでしょうか。

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