起源を知りたい!

起源を知りたい! Vol.15

さまざまな物の起源をご紹介します☆

~お月見の起源は?~

秋の風物詩のひとつ、「お月見」。旧暦の8月15日に月を鑑賞する行事で、この日の月は「中秋の名月」「十五夜」とも呼ばれます。

お月見は奈良時代から平安時代の初め頃に中国から日本に伝わったとされています。昔の中国では、お月見の日に里芋の収穫祭を行って食べる習慣があったそうです。それが次第に中国の宮廷行事に発展し、名月を楽しむ「お月見」が行われるようになりました。日本に伝わった当時は、貴族たちが観月の宴を催し、船に乗って水面に写る月を楽しみながら歌を詠む舟遊びが流行ったそうです。
日本人にとって月は感謝や祈りを捧げる対象でもあったので、月を眺めて作物の収穫を感謝し、豊作の祈願をする収穫祭と合わさって民衆にも広まり、江戸時代からお月見が親しまれるようになりました。

ちょうど芋類の収穫時期だったため「芋名月」とも呼ばれ、里芋やさつまいもなどの芋類を供えることが多かったそう。今ではお団子が一般的ですが、これはお月見のあとに米の収穫があったため、お米で作った団子を供えて米の収穫を祈る意味が込められています。ススキを飾るのも、稲穂に見立てて米の豊作を願ってのこと。
また、日本では旧暦8月15日の「十五夜」だけでなく、旧暦9月13日の「十三夜」にもお月見をする風習があります。十五夜か十三夜のどちらか一方だけのお月見をするのは「片見月」と言い、昔は縁起が悪いこととされていました。今年の十五夜は9月15日、十三夜は10月13日です。ぜひご家族で美しい月を楽しんでみてくださいね。

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