起源を知りたい!

起源を知りたい! Vol.17

さまざまな物の起源をご紹介します☆

~「100万ドルの夜景」って?~

美しい夜景を称する言葉として、「100万ドルの夜景」といった表現がよく使われますよね。有名な夜景スポットの眺望を表すフレーズとして使われることもあります。この表現、何が100万ドルなんだろう…と思ったことはありませんか?

このフレーズの起源は、六甲山から見える神戸の夜景だったんです。1953年、関西電力の副社長が六甲山からの夜景に感動し、広報誌に「百万弗の夜景」というタイトルでコラムを書いたことに由来しているそう。英語で「素晴らしい、見事な」といった表現に比喩的に使われる「ミリオンダラー(100万ドルの)」にちなんでつけたともいわれていますが、実は六甲山から見える地域の1カ月の電気代が、まさに当時のレートで約100万ドルだったというのです。「100万ドルの価値がある美しさ」ではなく、電気代だったとは驚きの発想ですね。その後、夜景の美しさを表す際に広く使われるようになりました。

ところが1997年、福島市の中心部に位置する信夫山からの眺望をPRした旅館が「100万ドルの夜景」を商標登録。2007年に函館の外食チェーングループが商標を譲り受け、現在は函館山からの夜景の美しさをPRするキャッチフレーズとして使われています。ちなみに神戸の100万ドルは、電灯の数が増えたことやレートの変動に伴い、1975年には1000万ドルに昇格したそうです!

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