栄光職業ファイル

栄光職業ファイル Vol.22「司法書士」

一般の個人や会社に代わって、法律上の手続きを行うのが司法書士の仕事です。その代表的な業務は、登記に関するもの。家の新築や不動産の売買、相続に際して、土地や建物の所有権を明確にするための不動産登記、会社を設立する際に必要となる商業登記など、登記に関わる法的書類は非常に複雑です。そのため、専門家である司法書士が法務局などに提出する書類を作成し、依頼者に代わって手続きを行います。

また近年では、その業務が拡大しつつあります。2003年に司法書士法が改正され、認定を受けた司法書士であれば、簡易裁判所での訴訟(訴訟額140万円以下)に限り、弁護士と同じ活動ができるようになりました。そのほか、財産管理を代行する成年後見制度、遺言書の作成や相続に関する業務など、市民にとっての頼りになる法律の専門家として、今後さらなる活躍が期待されています。

司法書士になるためには、国家試験である司法書士試験に合格しなければなりません。しかし、司法試験に次ぐ難関資格といわれ、その合格率は毎年3%台で推移しています。法律の基本知識や法的思考力を養う意味でも、進学先は法学部を選ぶのが望ましいといえるでしょう。

また、法律に関する膨大な専門知識を必要とするため、あきらめず勉強を続ける忍耐力は必須。慎重かつ几帳面な性格であり、確実に仕事をする責任感を持つ人が向いている職業です。

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