パーソナルファイナンスを学ぶ

vol.31 ~整理整頓からはじめる節約上手のすすめ~

探し物が見つからずに新しく買ってしまった、新調したはずの洋服が実は同じようなものを持っていた、という経験はありませんか?お金の節約を考えることはとても大切なことですが、その前に暮らしの中を整理整頓すると生活が快適になり、物を探す時間も減ります。そうすると自然とお金の節約もできるようになるのです。断捨離や収納はいつになっても関心のあるキーワードのようです。今回は、今すぐに実行できそうな方法をご紹介します。

◆「整理整頓」の上手なルールづくりを
物が整理できていることは、適材適所の状態です。一日に5分探す時間があると、30年では約912時間に。大切な時間を使っていることになります。また、物が増えるということは物が占領する場所が増えていきますね。せっかくのスペースを物が占領してしまうことになり、家賃や資産としても有意義に使われていない状態です。これはもったいないですね。

そこで整理をするルールを作ってみましょう。整理という作業は『区別』をすることです。例えば、リビングを整理してみましょう。そこには1000個のアイテム(物)があったします。
それらを区別してみましょう。

【整理の手順】
①不要なものを捨てる
(古い新聞紙や雑誌、期限の切れた薬、古い取扱説明書、場所を変えたほうがよい物など)

②使用する目的や時期に分ける
(完全にいらないと判断できなかったものも入っていてもOK。例:取っておいた紙袋など)

たくさんの物が混在している状態から①のようにいらない物を取り除きましょう。そして、残った物を②のように目的や使用する時期に分けておきます。
ここまででも十分に片づけられている状態になっています。あとは収納をしていきましょう。収納には『場所』を決める必要がありますね。整理と収納を同時に行わずに段階をつくって作業するのがコツです。

収納の場所のコツは、「その物に関わる人」を考えることです。リモコンや宅配用の印鑑、筆記用具などよく使う物はきまった場所(指定席)を決めておきます。そして、家族にも場所が決まったら知らせておきましょう。ポイントは、頻度が高い物の収納場所を先に決めておき、ふだんから適当な場所には置かないルールづくりが大切です。無くしがちな鍵は家のなかでもコートのポケットに入れっぱなしにせず、例えば「鞄の手前のポケット」というように決めておくと出がけに探すということにならず安心です。

整理のイメージ

20170103_02

収納のイメージ

20170103_03

◆「収納」時には使用する頻度に分けてみる
物を収納する際には『頻度』で分類しておくと便利です。
毎日使う物を「頻度3」、月や週に何回か使う物を「頻度2」、年に数える程度の物を「頻度1」というように、分けやすい分類数に頻度ごとに分ける方法です。
特にクローゼットは物が混在しやすい場所です。頻度の高い物は取り出しやすい場所に、頻度が低いものは高い場所に収納するなどの工夫も有効です。
頻度が低い物(=上段にある物)は、一年間で一度も使用しなければ捨てるというルールもつくってもよいでしょう。
冷蔵庫の中身も同じ要領で頻度のグループを作っておくと無駄買いが減ります。同じ物を購入しない、または、あまり使わないので小さいサイズに変えてみるなど工夫が生まれてきます。
もうひとつのポイントは、見えやすい管理です。透明なケースや収納かごなど、「ある」「ない」が一目でわかる管理方法です。収納の完成形を写真に撮り、貼っておくなどの工夫もおすすめです。

家中を一気に片付けるのは大変ですが、ふだんの関りの深い場所からご自分のルールで整理整頓をしてみてはいかがでしょうか。暮らしが快適になるとその一日が気持ちよく過ごせるだけではなく、日々の仕事にもよい影響がうまれそうですね。
整理整頓は誰にでも身につけることができる方法です。暮らし上手になって時間もお金も有効に使ってみませんか。

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