パーソナルファイナンスを学ぶ

vol.32 ~管理箱を活用しよう~

お小遣いをはじめるにあたって、お金を管理する方法には「サイフ」「お小遣い帳」などが考えられます。お小遣い帳をつけるのは結構面倒なもの。大人でも家計簿が負担という方がいらっしゃるかもしれません。そこで、お金の管理がかんたんにできる方法をご紹介します。この方法に慣れておくと、おさいふに変わったときでも上手に管理ができるようになります。

お金の管理におすすめしたいのは、碁盤目状に仕分した箱を使う「管理箱」です。管理箱用の箱は、100円ショップなどで買える仕切りのある蓋の付いた箱が向いています。工具用や裁縫用など細かい物を収納できる箱として売られています。

◆家計管理の袋分けと同じ
それでは、箱の用意をしましたら、お小遣いを使う目的別の「費目」を考えます。費目ごとにお金を分けておけば、「何のためのお金がいくらあるのか」が、一目瞭然になりますね。これは家計の管理でも利用されている「袋分け」の原理と同じです。
では、手順を説明しましょう。

◆管理箱の作り方
小学低学年までは保護者の方がお手伝いして、中学年以降はお子様が考え作ってみましょう。

①仕分け(費目)を考える
お小遣いの中で、お子さまが賄う費目を決めます。
例)本(マンガ、雑誌)、お菓子、シール、貯金など

②シールに費目を書く
その箱の仕切りにお小遣いでやりくりする費目をシールに書いて貼っていきます。お子さまにとって楽しい作業になりますのでここは低学年のお子様に任せてもよいかと思います。

③お金を仕分ける
費目の仕切りのなかにお小遣いを分けていきます。できれば、お小遣いを10円単位にして渡してあげると細かく仕分けができます。

以上で、管理箱は完成です。箱の上蓋にお気に入りのシールやイラストを描くと愛着がわくかもしれませんね。また、さらにひと手間を加えることもできます。

☆箱の蓋の内側に「ほしい物」を書いて貼る
「ほしい物の名前」「金額」を付箋に書いて貼ります。蓋を開ける度に欲しい物リストが目に触れることでいつも意識をすることができます。衝動買いの防止にもなりますね。
晴れてほしい物が買えたらこの付箋をはがしてOKです。ほしい物を書いてまた新しい付箋を貼ってくださいね。

◆管理箱を有効に使うための工夫
お子さまが管理箱をつくることができたら、「上手にできたね」「この費目はどうしてここに書いたの?」など、いろいろ話し合ってみましょう。お子さまからいろいろな思いを聞けるかもしれませんね。そして、せっかくはじめるお金の管理ですから、長く続けられるように工夫をしてみましょう。

管理箱は、おおむね12歳(中学進学まで)くらいまでご利用できると思います。自然と仕分けや管理のチカラが身に付きます。管理箱を卒業したあとは、おさいふや袋分けなど管理しやすい方法をお子様と検討されてはいかがでしょうか。

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