起源を知りたい!

起源を知りたい! Vol.23

~じゃんけんの起源は?~

子どもから大人まで幅広い世代になじみのある「じゃんけん」。グー・チョキ・パーの3つの手の形で勝敗を決めるシンプルな遊びで、グーは石、チョキはハサミ、パーは紙を表し、3種それぞれに強弱関係がある三すくみ構造になっています。公平な勝敗決定法として、順番や役割を決める際に使うこともありますよね。

じゃんけんの「けん」は「拳」で、中国から伝わった拳遊びの一種。江戸時代に長崎に伝えられた数拳がはじまりとされています。対戦する2人が向かい合い、相手が出した指の数を言い当てるゲームで、本拳や長崎拳などと呼ばれました。数を当てる数拳から日本独特の三すくみ拳が考案され、親指をカエル・人差指をヘビ・小指をナメクジに見立てた虫拳、狐・猟師・庄屋の動作を両手で表現する狐拳など、さまざまな拳遊びが生み出されます。単に勝敗を決めるだけではなく、負けた人が罰ゲームをするといった遊び方で、大人の遊びとして広がっていきました。

やがて大人たちの三すくみ拳ブームが落ち着くと、手の形を石・ハサミ・紙に見立てた石拳が子どもたちの間で広まります。日本の子どもたちが発見した昔ながらの遊びが、現在も一般的に使われるじゃんけんとして残っているのです。じゃんけんは海外にも広まり、トーナメント方式で戦う大会が開催されるなど、競技として行われることもあるほどなんですよ。

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