パーソナルファイナンスを学ぶ

vol.34 ~お小遣い帳のつけ方~

お小遣い帳は、お金の出し入れの記録や買った品物、残高を書き留めておくものです。その種類は、通帳式や繰越がある出納帳式など、その形式はさまざまです。
お小遣いをはじめたものの、お子さまが何に使っているのかわからない、お子さまとお小遣いについて話すきっかけがないということはありませんか?
そこで、お小遣い帳の記帳を学びながら、親子のコミュニケーションもできる方法をお話します。

◆お小遣い帳の選び方とつけ方
お小遣い帳を活用することによってお金のやりくりが理解できるようになります。お小遣い帳の選び方とつけ方についてお話しします。

①お小遣い帳の選び方は「シンプルが一番」
大人でも家計簿をつけようと思ってもなかなか続かないということもありますね。種類が多様化されているなかで選んでいただきたいのが、お子さまの負担の少ない「通帳式」です。
はじめは「長く続ける」「お子さまに負担をかけない」を念頭に選んでみてください。記帳が苦にならないお子さまには出納帳式のお小遣い帳を選択肢に入れても良いかもしれません。

②お小遣い帳のつけ方「保護者の方のチェックを」
最初の1ヶ月間は、保護者の方がお手伝いしながら一緒に記帳してみましょう。

お小遣いをもらった、お菓子や本などを買ってお小遣いを使ったら、すぐに記帳をします。「残り」の欄の額と、手元の金額が合っているかどうかもここでチェックします。そして、メモ欄も上手に活用しましょう。「感想」「今月の買い物」「残高の内訳」など、お子さまご自身が残しておきたい記録を自由に記帳します。

また、お子さまのやる気を持続するためにも工夫をしてみましょう。保護者からの返事をコメントとして書いたり、キャラクターのハンコやシールを貼ったりしてみてはいかがでしょうか。
そして、少なくとも月に1回はお子さまのお小遣い帳を見てあげます。今月は何を買ったのか、何を我慢したのかなど、お子さまのやりくりの様子を見ることができます。
「買った本は大事にしようね」「貯金もできたらいいね」など、励ますコメントができたらいいですね。これをきっかけにコミュニケーションもふえそうですね。

◆残高が合わないときや金券の扱い方
そのほか、お小遣い帳をはじめると、残高が合わないときもでてきます。そのときは手元の残高を優先しましょう。対応の方法としては、お小遣い帳には「不明金」としてプラス・マイナスしておきましょう。お店がお釣りを間違えてしまうなどして手元のお金が足りないということもあります。お子さまが困っている様子がないか見守ってあげたいですね。

また、図書券など金券をいただくこともあります。その場合は、現金と同様に扱います。「内容」は図書券などとし、「入ってきたお金」の欄に金額を書きましょう。使ったときは、電磁的なカードの場合は残高の分を現金があるものとして考えましょう。

お小遣い帳の記帳をとおして、お金の流れを理解できるようになります。そして長く続けることで予算も立てられるようになります。将来はきっと家計管理も上手になりそうですね。

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