パーソナルファイナンスを学ぶ

vol.40 ~子育て世代のライフプラン~

子育て世代は『家族成長期』といわれ、子育てを通して親子が成長していくとともに、家計における資産を貯えていく時期でもあります。お子さまの成長に伴い、住居(お住まい)の住み替えも気になるところです。人生の三大支出「住居費」「教育費」「老後資金」のうち、2つの「住居費」「教育費」がかかわる子育て世代のライフプラン。このうち、「住居費」に焦点をあててライフプランを考えてみましょう。

◆ライフプランは『未来の計画書』
私たちを取り巻く経済・金融などの環境はめまぐるしく変化しています。変化に伴い、生活や人生の設計はとても重要なポイントといえます。
人生の設計をするうえで大切にしたいのは、個人の価値観や生き方(ライフデザイン)です。ライフプランはこれらのライフデザインなどを達成することが目標になります。

◆ライフプランを構成する5つの項目
ライフプランは、お金のことだけを考えるわけでありません。「家計経済」を支える「健康」「家族」「自分時間」「仕事」について、何が充実していて、不足しているのか考えます。この中で、生活・人生設計の裏付けとなる「家計経済」に焦点をあてて考えていきます。

◆子育て世代のライフイベントの特徴
ライフイベントとは、各年代や世代のライフステージごとに起こり得る出来事のことです。
子育て世代のライフイベントは、家族構成(出産)と住まいが重要なテーマとなります。家族構成が決まる世代でもあることと、住まいの住み替えのタイミングを検討します。

◆ライフプランを考える
子育て世代のライフプランは、出産を機会に教育費の準備を考えます。そして、生命保険についても必要な保障を検討します。住まいについては、持ち家を希望する場合は購入のための頭金等の準備をする必要があります。住まいにかかわるお金は、居住するエリアや戸建てまたはマンションなどによってはかなりの差があります。

◆マイホームは賃貸それとも持ち家?
住まいのお金は毎月の給料のうちでも割合が大きいものです。わが家となる住まいを考えるにあたっては、賃貸と持ち家のどちらにするか、悩ましいところです。これには正解となる答えはありません。あるとすれば、前述した個人の価値観や生き方(ライフデザイン)が答えになるのでまさに人それぞれです。ライフデザインを考えたうえで、賃貸と持ち家のライフプランに与える影響を考えてみましょう。

賃貸は、いつでも引っ越しができるため、お子さまの成長に応じた住み替えが可能です。転勤が多い家庭は賃貸(社宅なども含む)という家庭も多いでしょう。ずっと家賃を払い続けなければならないため、ライフプランには住居費について相当の金額を計上しておく必要があります。

持ち家は、家族構成が決まってから購入すると安心です。マンションであれば後から部屋数を増やすことは難しいので、一生に一度の買い物というぐらいの慎重な気持ちで考えたいですね。持ち家は不動産(資産)として持つことができます。売却することでまとまったお金を用意するができますし、担保にお金を借りて老人ホームに入居することも可能です。

ライフプランは、その家族やそれぞれの人の価値観などの暮らし向きが反映されたものです。どんな住まいを選ぶのかは、人それぞれ。子育て世代は、ライフプランを考えるには良い機会です。ご夫婦やお子さまの近い将来から20年、30年後のことも思い描いてみてはいかがでしょうか。

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