起源を知りたい!

起源を知りたい! Vol.34

~自撮り棒はいつできた?~

スマートフォンでの写真撮影に使われる「自撮り棒」。数年前から世界中でヒットし、アメリカのニュース雑誌「TIME」が発表した「2014年の発明品ベスト25」に選ばれるほどのブームになりました。

世界で初めて自撮り棒が発売されたのは、1983年の日本でした。ちょうどカメラの小型化・軽量化が進んでいた頃で、ミノルタ(現在のコニカミノルタ)が新しく開発したコンパクトカメラ用の付属品として販売し、特許を取得(すでに失効)。発明したのはミノルタの開発技術者だった上田宏氏。当時、奥さまと海外旅行に行った際、ふたりで記念写真を撮りたいと思って通りがかった現地の人に撮影を頼んだところ、そのままカメラを持ち去られてしまったそう。

この出来事が自撮り棒を発明するきっかけになったのだとか。とはいえ、当時はまったく注目されず、1995年に“珍道具”を集めた本が世界で出版され、海外では日本の珍発明のひとつとして紹介されたほどでした。上田氏の発明から30年経ち、スマートフォンの普及や自分撮りの流行により、世界各地で観光客の必須アイテムにまでなった自撮り棒。美術館や博物館、テーマパーク、駅のホーム、イベント会場など、使用禁止になっている場所もあります。使用する際は周囲への気配りを忘れず、ルールとマナーを守りましょう。

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