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vol.48 ~子育て世代の住宅ローン ②金利~

住宅ローンの利用には、金利がかかります。金利のタイプには、大きく分けると固定型と変動型があり、住宅ローンを扱っている金融機関などによって扱う金利タイプも異なります。住宅ローンは、返済期間が長期となるため、その間に支払う利息は大きい額になります。住宅ローンを組むとき、金利のタイプで悩んだという経験はありませんか?今回は、住宅ローンの金利についてわかりやく解説いたします。

金利の種類と特徴についてみてみましょう。

■住宅ローンには公的と民間がある
住宅ローンには、公的d住宅ローンと民間住宅ローンがあります。公的住宅ローンには、「財形住宅融資(会社員が対象)」などがあります。また、証券化住宅ローン【フラット35】を扱う「独立行政法人住宅金融支援機構」があります。民間住宅ローンは、銀行、信用金庫、信用組合、生命保険・損害保険会社、労働金庫、JA、住宅ローン専門会社などがあります。

・公的住宅ローン(財形住宅融資)
返済の開始から終了までの全期間において、5年ごとに金利を見直す「5年固定金利制」です。

・民間住宅ローン
金融機関によって取扱いが異なりますが、おもには「変動金利型」「固定金利選択型」「固定金利型」に分けられます。

●変動金利型
おおむね年2回の金利の見直しをする。ほか、金利が見直されてもその上限の金利を超えない「金利上限付変動金利」という商品もある。

●固定金利選択型
1年~10年、30年など一定期間を選択し、その期間は固定金利が適用となる。固定金利の終了後は、再度、固定金利を選択するか、変動金利かを選ぶ。

●固定金利型
おもに全期間固定金利のローンである。なお、段階的に金利が変わるタイプもある。

■【フラット35】と【フラット35S】
住宅金融支援機構と民間金融機関の提携によって提供されている住宅ローンです。この住宅ローンの特徴は、全期間固定金利型ということです。
【フラット35】のほかに、【フラット35S】は、【フラット35】の金利が一定期間引き下げられる商品です。耐震性やバリアフリー性など優良な住宅に適用されます(新規の借入れの利用のみ)。
そのほか、中古住宅の購入資金とリフォーム費用を賄える【フラット35(リフォーム一体型)】などがあります。

家計に合った金利の考え方は?
住宅ローンは、借り入れた元金と利息を長い期間にわたり返済をしていくものです。金利が返済総額に与える影響は大きいものです。
子育て世代の住宅ローン選びに大切なことは、家計にあった返済計画を立てることです。教育費用がかさむ時期に返済が継続していけるのか、または、今は共働きですが仮に1人の収入で返済しなければならなくなったときに返済は継続できるのか、など、ライフプランを考えるうえで起こり得る出来事を想定しておくと安心です。

■固定金利 or 変動金利
固定金利であれば、金利の上昇を気にせずに、返済計画を含めたライフプランニングを立てることができます。変動金利であれば、固定金利よりも低く設定されていることが多いので、その分借入期間を縮めて金利の低いうちにしっかり返済しようという計画も立てられます。ただし、変動金利は金利の見直しがあるため金利の上昇があるかもしれないことは念頭に入れていましょう。

金融機関ごとの金利タイプ

※分類にあたり「変動金利型」「固定金利選択型」「固定金利型」に分けています。なお、上記以外のタイプの取扱いがある場合もあります。

■シミュレーションの活用
住宅ローンを検討するときに、利用したいのがシミュレーションです。金利の設定を変えて返済計画にどのような変化があるのか、いくつかパターンを試算します。そして、シミュレーションの結果は、無理のない返済計画かどうかしっかり考えてみましょう。

住宅ローンは、金利以外にも、借入れの額や条件などの要件があり金融機関によっても異なります。マイホーム購入や住宅ローン借り換えを検討するときは、金利だけではなく返済計画という全体を考えながら、上手に選びたいですね。

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