起源を知りたい!

起源を知りたい! Vol.37

~ラムネ=レモネード!?~

暑い夏にはキリッと冷えた爽やかな炭酸飲料が恋しくなります。中でも、どこかなつかしさのあるラムネは、清涼感たっぷりで夏の風物詩ともいえる存在です。夏祭りの定番ドリンクでもあります。

夏の季語としても使われるラムネは、日本で初めて製造された清涼飲料水で、レモン風味の炭酸水「レモネード」がもとになっています。レモネードは、1853年にアメリカのペリー提督が浦賀に来航した際に日本に伝わったとされ、1865年には長崎で日本初のレモネードが製造・販売されました。
このとき「レモン水」という名称が付けられていたものの、その名は定着せず、レモネードがなまった「ラムネ」という呼称が一般的になったのです。

また、当時のラムネはビー玉栓ではなく、コルクで栓をしていました。コルクは高価なうえ、炭酸が抜けやすくなるため、1872年にイギリスのハイラム・コッド氏がビー玉栓の瓶を発明します。ラムネ特有のガラス玉の入った瓶はイギリス生まれだったのですね。

日本でビー玉栓が用いられるようになったのは1887年頃から。最初は輸入品を使用していましたが、大阪の徳永硝子製造所の創業者・徳永玉吉氏が研究・開発を進め、1892年にビー玉入りラムネ瓶を完成させます。現在ではペットボトル容器のラムネもありますが、ラムネの定義は「ビー玉で栓をした炭酸飲料」とされています。容器の中で転がるビー玉を見ると、いっそう涼やかな気分になりますね。

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