パーソナルファイナンスを学ぶ

vol.62 ~こども(学資)保険~

預金とどう違う?!「こども(学資)保険」の特徴

子どものライフイベントには、進学や結婚、独立などがあげられますが、子どもの教育資金は、一夜にして準備することは難しいものです。特に高校卒業後の進学では多くの教育資金の準備が必要となります。お子様が小さいうちから準備をしておくと安心です。
子育て世代が無理なく教育資金を準備できる方法のひとつがこども(学資)保険です。子どもが生まれたら知っておきたい「こども保険」についてわかりやすく解説します。

◆こども保険のしくみ
こども保険または学資保険(以下、こども保険)は、父親または母親等のいずれかが保険の契約者となり、被保険者が子どもという契約形態の保険です。なお、親も被保険者としての性質をもつ一面もあります。どのようなしくみなのか、まずは特徴を見ていきましょう。

◆3つの特徴
こども保険の特徴は、やはりお祝い金や満期保険金がもらえるということですが、そのほかにも親に万一のことがあった場合にはその後の保険料の払込みが免除されます。

①お祝い金や満期保険金がもらえる
子どもの入学時や年齢に合わせてお祝金がもらえる。または、満期には満期保険金がもらえる。

②親に万一の場合があっても安心
保険期間の途中で保険契約者である親が万一、死亡したり、高度障害状態になった場合、その後の保険料は支払わなくてもよい(免除される)。

③子どもが死亡した場合の給付金はわずか
保険期間の途中で子どもが死亡した場合は所定の死亡給付金が受け取れる。

このようにこども保険は、お子さまの教育資金がきちんと準備ができるように契約者に万一の場合があった時にそのための備えができるように設計されています。この点が保険商品の特徴であるといえます。

◆定期預金との違い
では、定期預金とでは、どの点が違うのでしょうか。1つは商品性です。こども保険は保険商品で、定期預金は預金商品です。こども保険(学資保険)は親などの契約者の不測の事態に備える商品であって、定期預金は貯めるための商品であるといえます。
2つ目は、元本についてです。こども保険は元本割れする可能性があります。中途解約をした場合も同様です。貯蓄性という点を重視した場合には、払込む保険料の額とトータルで受け取ることができる金額(お祝い金や満期保険金)を比べると、受け取る金額のほうが少ないというケースがあります。
定期預金は仮にやむない事情で中途解約しても原則、預けた元本を下回ることはありません。
また、共通点はどちらにも満期があります。

◆こども保険のメリットとデメリット
こども保険のメリットは、保険料を支払うことで、将来の子どもの教育資金を準備できる点と、親に万一のことがあっても保険料の払込みが免除され保険金は予定通り支払らわれる点というになります。また、税金面では、所得控除を適用できます。
一方、デメリットは、普通預金等とは違い急にお金が入用になった際には解約などの手続きが必要になります。保険という商品の特徴からいつでも引き出せるというわけではありません。

解約しづらい保険の特性を理解・利用することで、貯金が苦手という方もこども保険を利用することで将来の教育資金を上手に準備できそうですね。保険も預金もどちらの特性を理解して、賢く使い分けができるといいですね。

※本文は、こども保険についてわかりやすく概要について解説していますので、他の要件等については記載していない場合があります。

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