起源を知りたい!

起源を知りたい! Vol.45

~チョコレートはいつできた?~

入試本番が近づいてきました。学習効率アップにいいとされるチョコレートは、集中力や記憶力、思考力が高まるといわれ、「受験勉強のおとも」としても人気です。チョコレートの原料となるカカオ豆はメソアメリカが原産地で、オルメカ文明の時代に最初に利用されたといわれています。マヤ文明やアステカ文明の時代には通貨として使われていたほど貴重で、「神様の食べ物」として重宝されました。

チョコレートの起源は、この当時から飲まれていたカカオ飲料でした。カカオ豆をすりつぶしてトウモロコシ粉やトウガラシなどを加え、水で溶いて泡立てた飲み物で、王族や貴族など限られた人だけが飲んでいたそうです。薬草を混ぜることで、薬としてさまざまな病気の治療にも用いられていました。やがてカカオはアステカ王国を征服したコルテスによってスペインに伝わり、チョコレートは苦い薬から砂糖を加えた甘い飲み物へと変化し、ヨーロッパ全土に広がっていきます。

そして、カカオがスペインに渡ってから300年、ペースト状のチョコレートを飲みやすくするための技術が開発されます。オランダのバン・ホーテン氏が、1828年にカカオから油分(ココアバター)を抽出して粉末にする製法を開発し、ココアパウダーを発明。ココアの代名詞ともいえるバンホーテン社の創業者です。お湯に溶けやすいココアの誕生は、現在の食べるチョコレートの開発へとつながります。1847年に、イギリスのジョセフ・フライ氏がココアと砂糖にココアバターを加えて固形チョコレートを作ると、1876年にスイスのダニエル・ピーター氏が、まだ苦味が強かったチョコレートに牛乳を加えたミルクチョコレートを開発。

古代から飲み物として伝わったチョコレート(カカオ)は、19世紀の技術革新によって飲料(ココア)と食べ物(チョコレート)に分かれ、現在のチョコレートの原型が作られたのです。

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