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vol.68 子育て世代に大助かりな子どもの医療費助成(東京)

子育て世代に役立つ制度のひとつとして医療費助成があります。東京都では15歳までの医療費を無料としています。特に子どもが小さいうちは何かと医者や病院にかかる機会が多いものです。東京都の医療費助成と、子どもの成長に関わりのある予防接種についても触れたいと思います。

◆東京都では15歳までが医療費助成される
東京都福祉保健局では、妊婦や子どもを対象とした医療費の助成制度があります。妊婦に対しては妊娠により妊娠高血圧症候群などの入院医療を必要とする疾病およびその続発症を対象に、健康保険を使って入院治療した場合の自己負担額が助成されます。
子どもへの助成は複数ありますが、そのなかでも乳幼児医療費助成制度(マル乳)と義務教育就学児医療費の助成(マル子)は子どもが生まれたときから中学生までの15年間にわたり病気やケガの治療のための経済的な支えとなる助成といえます。
乳幼児医療費助成制度(マル乳)と義務教育就学児医療費の助成(マル子)は、健康保険を使って病気やケガの治療等をした場合にその自己負担分を助成するものです。

区市町村によって一部助成範囲が異なるところがありますが、医療費助成制度全体でみるとおおむね15歳までは医療費がかからない制度になっています。中学生までは医療費がかからなければ家計は何かと大助かりです。

(図入る)

おもな乳幼児医療費助成制度(マル乳)と義務教育就学児医療費の助成(マル子)の内容


※出所:東京都福祉保健局HPより(2017年12月)

◆助成を受ける流れ
医療機関へ医療証を提示することで医療費の助成を受けることができます。

①医療証の提示
医療機関に健康保険証(被保険者証)とマル乳医療証またはマル子医療証を窓口に提示します

②治療の受診と清算
お持ちの医療証の助成制度にしたがい、医療費の助成が行われます。
なお、都外や医療証による診療を扱わない医療機関で診療を受けた場合や都外国民健康保険加入者は、健康保険の自己負担分を窓口に一旦支払います。その領収書を住まいの区市町村の乳幼児医療費助成担当課および義務教育就学児医療費助成担当課に医療助成費の申請をします。

◆予防接種はおおむね13歳まで
病気にかかったときには医師や病院で診療を受けますが、事前に予防することも大切です。
予防接種の目的は、感染症を予防したり、またはかかっても重症化しにくくなることと、多くの人が予防接種をすることで感染症のまん延を防止することにあります。
予防接種にはいくつもの種類があります。それぞれ接種する年齢や回数、予防接種を接種する間隔などが定められています。国が接種をすすめているものを定期予防接種といい、一定の年齢において接種をすることとされている予防接種の費用は基本的に区市町村が負担しています。
定期予防接種は強制ではなく、かかりつけ医師との相談などを踏まえて最終的に保護者の方の判断で接種するかどうかを決めることとなっています。特に生まれてから3年間は、Hib(ヒブ)やB型肝炎、BCGワクチンなどの複数の予防接種が集中しています。

子どもが成人を迎えるまでには教育費のほかに、養育するためのお金もかかりますね。そのうちの医療費が一定期間について助成されることはとても心強いものです。今回紹介した制度以外にも東京都では子育て世帯のための助成制度を用意しています。困ったときはまずは相談してみるといいですね。

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