パーソナルファイナンスを学ぶ

vol.69 フィンテックの普及で変わる暮らし

雑誌やメディアなどで耳にするようになったフィンテック(FinTech)。金融の新しいサービスのカタチです。家計簿アプリやロボ・アドバイザーなどさまざまなカタチで暮らしを便利にしてくれています。フィンテックの概要について解説します。

■フィンテックによって金融も衣替え
フィンテックは、インターネットを活用して新たな金融サービスを提供するものでその動きは世界中でみられています。例えば、仮想通貨や自動家計簿サービスといえば思い当たりますね。今後、日本でも利用する人が増えると見込まれています。フィンテック(FinTech)は造語で、「Finance(金融)」と「Technology(技術)」が合わさってできたものです。
子どもたちは生まれた時からインターネットや電子マネーが存在していて、気が付けばそれは当たり前のようになっています。スマートフォンを難なく使いこなし、電子マネーについても現金と訳隔たりなく利用しています。フィンテックの普及はあっという間に私たちの暮らしに浸透し、従来の金融のイメージであったものとはカタチを変えて、早いスピードで動き始めています。そのスピードに追いつくためには、金融に対するリテラシーを持つことが大切になります。

■どんな金融サービスがあるの?
フィンテックの普及によってどのようなサービスが生まれたのでしょうか。身近なフィンテックといえば、普段の買い物などに利用する決済機能です。スマートフォンやパソコンを利用して決済が可能になります。例えば、電子マネーや仮想通貨があります。

そして、個人の資産管理もフィンテックによって容易にできます。家計簿のアプリなどを目にしたことはないでしょうか。家計の収支だけではなく預金などの資産も管理ができて、「家計の見える化」を可能にしています。

お金の運用についても、人工知能の導入が進んでいます。例えば、金融機関が提供する「ロボ・アドバイザー」はこれまで人が行っていた業務を担うものになっています。近い将来、銀行の窓口にAIが立つ日も近いかもしれません。また、金融の役割といえる「お金の融通」という点においても大きな影響を及ぼしました。「クラウドファンディング」というインターネット上で寄付を募る仕組みが広く普及されました。

このようにフィンテックは、さまざまなかたちで生活に浸透してきています。

※「平成29年版消費者白書」消費者庁より

■フィンテックの普及で注意したいこと
フィンテックの技術やサービスは発展していく途上にあり、今後もさらに新しい商品やサービスが開発されるでしょう。その発展や普及において、個人情報の流出やなりすましなどにも気を付けなければなりません。
例えば、サービスを利用するためのID、アカウントやパスワードの管理があります。また、クレジットカードのカード番号やセキュリティコードの管理も同様です。フィンテックによって利便性の高い金融サービスを受けられる代わりに、利用する側の管理にしっかりしなければなりません。今後、個人情報管理の安全性を高めるための制度整備や技術の向上も求められることでしょう。

フィンテックによって、私たちの生活にも大きな変革をもたらしてくれます。これまでは金融について敬遠しがちだった人も、フィンテックの普及で身近に感じる機会が増えていくことでしょう。子どもたちが大人になる10年、15年後にはフィンテックは当たり前の時代になっているかもしれませんね。

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