起源を知りたい!

起源を知りたい! Vol.54

~カフェのはじまり~

気軽に利用できるコーヒーチェーン店が増え、身近な存在になったコーヒーショップ。コーヒーを意味する「カフェ」が「コーヒーを提供する飲食店」も指すようになり、すっかり定着しました。

お店としてのカフェが誕生したのは1554年。オスマン帝国の首都コンスタンティノープル(現トルコのイスタンブール)で、シリア人の男性2人が開いたコーヒーショップが世界初のカフェとされています。文化人が集まって議論を交わし、政談や商談の場でもあったそうです。コーヒーショップは17世紀にトルコからヨーロッパへと伝わり、1645年にイタリアのベネチアでヨーロッパ初のカフェが誕生。1650年にはイギリスのオックスフォードでコーヒーハウスがオープンし、1652年にはロンドンにも登場。17世紀から18世紀にかけてイギリスで流行したコーヒーハウスは、社交場として大きな役割を果たしました。

カフェ文化の本場とされるフランス初のカフェは、1671年にマルセイユで生まれます。翌1672年にはパリにもトルコ風のカフェが誕生しますが、東洋風のコーヒーハウスはなかなか受け入れられなかったようです。そんな中、1689年に純フランス風の本格的なカフェ「カフェ・ド・プロコ-プ」がオープン。多くの芸術家が集い、やがて文学サロン、政治サロンとしての役割を担う場にもなりました。パリ最古のカフェとして、現在も同じ場所で営業しています。

日本初の本格カフェ(喫茶店)は、1888年4月13日に東京の上野にオープンした「可否茶館(かひちゃかん)」とされています。フランス語の「カフェ」をもじった店名で、2階建ての洋館にはビリヤード場やシャワー室まであったそうです。「可否茶館」が開店した4月13日は「喫茶店の日」になっているんですよ。

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