起源を知りたい!

起源を知りたい! Vol.56

~ドーナツのはじまり~

おやつや軽食として、子どもから大人までなじみのあるドーナツ。現在のドーナツは、オランダの伝統的な揚げ菓子「オリーボル」が起源とされています。生地を油で揚げたボール状のお菓子で、オランダでは年末年始には欠かせないものだそうです。古くは「オリークック」と呼ばれ、17世紀頃には祝祭などで食べられていました。当時は真ん中にクルミをのせていたらしく、これが「ドーナツ」の語源にも関わっています。

「生地」という意味の「dough(ドウ)」と、「木の実」を意味する「nut(ナッツ)」を組み合わせて、「ドウナッツ(doughnut)」と呼ばれるようになったとか。見た目がナッツに似ていることから「生地で作った木の実」という意味もあるようです。そして、イギリスから逃れてオランダに滞在していた清教徒たちが、1620年にメイフラワー号で新大陸(アメリカ)に渡り、アメリカにドーナツが伝わったといわれています。

ドーナツといえば穴があいたリングドーナツが代表的な形です。新大陸ではクルミが手に入らず、真ん中に穴をあけるようになったという説もありますが、やはり揚げる際に熱の通りをよくするため、という説が有力です。1847年にハンソン・グレゴリー氏が考え出したとして、彼が住んでいたメイン州には記念碑が建てられています。それほど「ドーナツの穴」はすごい発明だったということですね。

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