パーソナルファイナンスを学ぶ

vol.78 投資への入り口?!「おつり投資」とは

インターネットの普及のおかげで暮らしはとても便利になりました。お金についてもインターネットの普及とともにさまざまなサービスが生まれています。例えば、金融機関の店舗に出向く時間がなくても、いつでもどこでもお金の管理や運用ができるようになったこともインターネットのおかげといえます。このようにインターネットを駆使した金融サービスは日常に浸透してきています。

「お金を貯めないといけないと分かっていても、つい無駄使いしてしまう」という方にお金をふやすための習慣のきっかけになりそうなのが「おつり投資」というサービスです。手軽にスマートフォン(以下、スマホ)で完結できる投資方法とあってスマホに慣れ親しんだ世代や投資初心者などの注目を集めています。「おつり投資」とはどのようなサービスなのでしょうか。

◆身近な「おつり」が投資の入り口
「おつり投資」の考え方は、買い物のときに発生する「端数=おつり」に注目し、そのおつりを投資しよう、という仕組みです。財布のなかの現金を使った実際の「おつり」とはちょっと異なりますが、お金のやりとりで発生する端数を「おつり」とみなして、その額を投資にまわすことができます。

・あるアプリのおつり投資のながれ
おつり投資の基本的なながれは次のようになります。毎月のおつりを確定して、投資にまわすまでのながれをみてみましょう。

①毎日更新される「おつり」データに、「投資する、または、しない」を判断する(自動化も可能)。

②月1回の締め日に、その月の投資金額を確定する。
③確定した投資金額は、銀行口座から利用料とともに引き落としされて運用が開始される。

この一連の動作を毎月繰り返します。このほか、資金に余裕があるときは「追加」投資もすることができます。コスト面では、毎月の利用料と、おつりを運用するための手数料等がかかります。

◆特長とメリットは?
「おつり投資」のアプリはいくつか登場しています。おつりに対する基本的な仕組みはおおむね同じですが、運用方法や投資以外にも目的別に貯金ができるものもあり、アプリによって特長が異なります。

・おつり投資の特長
おつり投資は、運用の方法においてアプリのタイプが分かれます。ひとつは投資する金融商品が用意され、そのなかからどの金融商品を選ぶかはご自身が行うタイプのアプリです。ほかには、金融商品選びから運用まですべてをロボ・アドバイザーにお任せするというアプリもあります。
どちらも「おつり」という概念は同じであっても、ご自身で投資する商品を選択するか、または、丸ごとお任せできるロボ運用にするかは、人それぞれになります。

また、いつのまにか貯金ができる「おつりを貯金する」というアプリもあります。おつりの考え方は大体同じです。貯金の目的や達成したい時期を設定すれば、あとは普段どおりに暮らすだけで自然と貯金ができるというものです。高額な買い物や海外旅行の資金、結婚費用やマイホームの頭金づくりなどのゴールを設定できます。

・メリット
「おつり投資」は一度設定してしまえば、自然とたまる仕組みをつくることができます。この仕組みがメリットといえるでしょう。本来なら、投資や貯金のためのお金は、あらかじめ毎月金額を決めておくことのほうが一般的ですが誰でもできるとは限りません。買い物のおつりをあえて投資にまわすという遠回りにも見える方法だからこそ無理なく長続きができるのかもしれませんね。

今後、子どもたちが大人になる頃には、インターネットによる金融サービスはさらに進展を遂げていることでしょう。なかには新しいサービスや付加価値を開発するお子さまもいらっしゃるかもしれませんね。

※本文は、その実現性などを保証するものではなく、ご自身の判断と責任においてご利用ください。
※詳しい内容については、商品を提供するホームページなどでご確認ください。

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