パーソナルファイナンスを学ぶ

vol.82 子どものおけいこ事にかけるお金はどのくらい?

おけいこ事といえば、習字やそろばんにピアノ、水泳などが定番でしたが、昔も今もあまり変わりないようです。学校とは違う環境で学ぶおけいこ事は家庭で費用を負担する必要があります。子どものおけいこ事には、どのくらいのお金をかけているのでしょうか。

◆「水泳」がダントツ1位
ある保険会社による子どものおけいこ事に関する調査(※1)によると、人気のおけいこ事は水泳がダントツの1位となっています。ここ5年間は人気1位の座を守っています。
この調査は、未就学児とおおむね小学3年生くらいまでの0~9歳の子ども持つ母親に対して行ったものです。その半数以上が、何かしらのおけいこ事をさせているということです。
同調査の上位にある「水泳」「英語・英会話」は、子どもが小学校に入ってから授業で差が明確になりやすいものです。親としては授業についていけなくなくなることを不安に感じる方もいらっしゃるのかもしれません。このような背景を考えるとお子様が小さいうちのおけいこ事選びの基準は、必ずしも子どもの興味や関心ではないということも考えられます。

◆必修となるプログラミングや英語への認識は?
一方、2020年から小学校の新学習指導要領において導入予定となっている「プログラミング」「英語」については、おけいこ事選びにおいて今のところ影響はでていません。
「2020年からの小学校の学習指導要領(新学習指導要領)で、プログラミングと英語が必須になることを知っていますか?」という質問では「詳細の内容も知っている9.9%」「何となく見聞きしたことがある64.8%」「知らない25.3%」と認識については低い結果となりました。今後はその認識とともに人気が高まっていくのかもしれませんね。
プログラミングなどの情報科目を大学入学共通テストに導入するという検討も国ですすめられています。ともあれ学習指導要綱の見直しの動向を見守っていきましょう。

「第5回子どものおけいこ事に関する調査」アクサダイレクト生命保険株式会社より

◆おけいこ事にかかる平均費用は年間約15万5,000円
同調査でおけいこ事にかかる費用は平均年間約15万5,000円でした。月額にすれば約1万3,000円にもなります。また、気になる点として、おけいこ事にかかる費用が原因で6割を越える方が継続しない可能性があるとも回答しています。
おけいこ事をする目的は、お子様の好きなことや得意なことを増やすことだと考えるとすれば、せっかく始めた事を費用の捻出が厳しいことが原因で継続できないのは残念ですね。おけいこ事を始めるにあたっては、「これからは支出が増えそうだ」と予想して家計のやりくりや見直しも同時に実践してみると安心です。

子どものおけいこ事は、将来の職業への種まきとなることもあります。なりたい自分になるために、どんな資格が必要で、どの学校で学べばいいのか、自然とつながっていきます。その種が大きな木に成長できるようにサポートできたらいいですね。

※1 出典「第5回子どものおけいこ事に関する調査」アクサダイレクト生命保険株式会社より

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