パーソナルファイナンスを学ぶ

vol.86 知りたい年金情報を手軽に検索!「ねんきんネット」

結婚や転職・退職などで、加入する年金制度が変わることがあります。自身の年金に関する情報を今すぐに知りたいと思う時があるかもしれません。年金の情報は「ねんきん定期便」でも確認することはできますが、「ねんきん定期便」は年に一度送付されるものです。

一方、パソコンやスマートフォンから、いつでもどこでも24時間確認できるサービスが「ねんきんネット」です。これまでの年金記録や、将来受け取る年金の見込額など自身の年金に関する情報を確認できます。「学生の時に未納にしていた期間はどのくらいだったかな」と心配になったり、「将来に受け取る老齢年金はいくらかな」など年金にまつわる情報は、子育て世代にとって気になるところですね。

◆どんなことが「ねんきんネット」でできるの?
「ねんきんネット」では、年金に関するどのようなことが確認できるのでしょうか。
おもに次の内容になります。

・自身の年金記録の確認
・将来の年金見込額の確認
・電子版「ねんきん定期便」の閲覧
・日本年金機構から郵送された各種通知書の確認
・追納・後納等可能月数と金額の確認 など

これまでの年金記録の確認や、将来の年金見込額の試算ができます。年金見込額の試算では、現状のまま60歳を迎えた場合や、今後の職業形態を予想して試算することもでき、ライフコースに変化が訪れやすい女性にとってはうれしい機能ですね。

また、国民年金保険料の未納期間や、免除、学生納付特例制度、または納付猶予制度の適用を受けた期間などを確認できます。さかのぼって納付できる追納は10年以内となっていますので、早めに納付できる月数や金額を「ねんきんネット」上で確認しておくと安心でしょう。
そのほか、電子版「ねんきん定期便」への切り替えも可能になります。電子版「ねんきん定期便」の利用とともに、ハガキ版の「ねんきん定期便」の郵送を停止することができ、郵送費用の節減に貢献することもできます。電子版「ねんきん定期便」は、誕生日月に郵送される「ねんきん定期便」と内容は同じものです。ダウンロード機能などを利用すれば、年金記録の保存や管理もできて紛失の心配もなく便利です。

◆利用するための準備は?
利用をするためには、まず、「ねんきんネット」への利用登録として、ユーザIDの取得が必要になります。利用登録をする時には、「基礎年金番号」と「メールアドレス」が必要となりますので、あらかじめ準備をしておきましょう。

●基礎年金番号とは?
基礎年金番号は、国民年金と厚生年金保険の記号番号と共通の10桁の番号のことです。
例えば、○○○○(記号)-○○○○○○(番号)という表示になっています。この基礎年金番号の導入は、平成9年1月に年金制度すべてに共通した基礎年金番号の導入が実施されました。たとえ転職や退職などで加入する年金制度が変わっても基礎年金番号自体は変わらないため、これまでの年金加入の履歴はこの番号で管理されています。また、年金を受け取るようになったとしても一生涯この基礎年金番号は変わることはなく、とても大切なものになります。
もし、わからないという場合は、会社員の方は勤務先に訪ねれば教えてもらえます。そのほか、手元の年金手帳(青色)や基礎年金番号通知書、「国民年金保険料の口座振替額通知書」および「納付書・領収書」でも確認ができます。

登録の方法は、「アクセスキーがわかる場合」と「アクセスキーがわからない場合」で登録方法が異なります。
「アクセスキー」は、「ねんきん定期便」などに記載されているものです。この番号を使用して登録の申し込みをすると、「ねんきんネット」のユーザIDを取得することができます。

こうして、登録が完了しましたら、「ねんきんネット」のサイトからログインして利用を開始できます。各サービスの利用方法は、「ねんきんネット」マニュアルからでも簡単に検索ができますので、早速、自身の年金について確認をしてみましょう。

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