パーソナルファイナンスを学ぶ

vol.98 子育て家庭が気になる、家事代行サービスってどんなもの?

子育て家庭の皆さまは、お子さまの健康管理や学習面のサポートなど目の回るような毎日をお過ごしのことと思います。共働き家庭であれば、仕事との両立も課題となります。そのような中で、家事を外注する(=家事代行)ことで、いつもの時間の使い方を効率的に変えることができれば生活にゆとりが生まれるかもしれません。
家事代行には様々なサービス形態があり、料金やサービスの質などは気になるところです。子育て中のご家庭でおさえておきたいポイントをまとめています。

多様化されたサービスの提供方法
家事を誰かに手伝ってもらうという慣習は日本ではあまり根付いていないかもしれません。例えば、自宅というプライベートな空間に他人が入ってきて家事を行うというサービスにどのような抵抗感があるでしょうか。ある程度、室内の整理整頓や掃除をしておかないと人に見られるのが恥ずかしい、と考えてしまい家事代行を受け入れるのに躊躇してしまう方もいらっしゃるでしょう。
また、お金を払ってまで家事をしてもらう必要があるのか、という葛藤がまとわりついてくることもあります。世間体という言葉を使うとしっくりくるかもしれません。世間体を気にして、なかなか家事代行サービスに踏み切れないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

家事代行サービスは、最近、誕生した新しいサービスではなく、家政婦などの派遣として以前からあったものです。そのしくみは、事業者が家政婦を依頼主に派遣するというしくみで、いわゆる「家事のプロ」が家事をやってくれるというものです。そのプロと呼ばれる人は、事業者の研修を受けて派遣されます。そのため、サービス価格はその分高めの設定であることが一般的のようです。

このほかには、家事のプロではない人に、家事の手伝いを依頼することもできます。これが、人から人へサービスを提供する(CtoC)ための、お互いを探せるマッチングプラットフォームというしくみがあります。シェアリングエコノミーには欠かせない「つなげる」役割になります。
このしくみを利用することで、相性のよい人がみつかれば、毎回新しい人を探さずに、今後はその人を指名することもできます。そうすれば、個人同士の契約なのでちょっとした融通がききやすいという利点もあります。ある程度規模の大きい事業者では、突発的な要望には対応することが難しいことも考えられます。

利用時に子育て世代が重視したいポイント
家事代行のサービスは、料理、通常の掃除、そして、普段の掃除では手が回らない箇所を掃除するハウスクリーニングがあります。また、スポット利用以外に定期的な利用ができるプランやベビーシッターを依頼できるなど、サービスの内容は事業者によって異なります。
ここでは、スタッフを派遣してもらう形式の家事代行サービスを例にあげて、注意点などを考えてみましょう。

では、子育て家庭にとって、重視したい点はどのようなところになるでしょうか。
お子様が小さいと時間の予定が立てづらいということがあります。3日後に時間が空きそうだけど利用できるかなど、時間に制限がある場合にどこまで対応してもらえるか、あらかじめ調べておきましょう。お子様が急に体調を崩してしまうことも想定しておくと安心です。
また、家事の作業中にずっと家のなかで作業が終わるのを待っているのも苦痛です。その時間こそほかの用事に使いたいと思うかもしれません。外出は可能かなど細かいことも聞いておくといいでしょう。
家事代行サービスを検討する際には、サービスを利用する目的を明確にして、そのサービスをどのように受けたいのかということまで、考えておきましょう。

いざ、依頼したいときに、手続きが面倒だと、利用をあきらめてしまうこともあるでしょう。利用開始にはどのような手続きが必要なのかをあらかじめサイトでチェックしておくと慌てずにすみます。
ベビーシッターなどお子様に関わるサービスは、事前に、面談や訪問をしてお子様の様子や特徴をヒアリングしたり、サービスの説明などの手続きが必要なところがあります。また、大切なお子様を預かってもらうのですから、事前のヒアリングがあるほうが、安心して利用ができそうですね。複数の事業者の説明を聞いて、雰囲気や誠実性など見極めることも大切です。

家事代行サービスを利用するメリットは、家事の負担の軽減だけではありません。普段は作らない料理や新しいジャンルの料理に出会えるのでレパートリーがふえていくかもしれません。また、部屋の整理や収納を依頼することで、プロからコツを直接アドバイスしてもらえるなど、新しい発見もあるかもしれません。

世間体にこだわらず、有意義なサービスを上手に使って、子育てをもっと充実したものにできるといいですね。サービスを利用することで普段の家事にも良い影響が生まれるきっかけになるかもしれません。1日の時間には限りがあります。その時間を有効に、そして効率的に使うことができたらうれしいことですね。

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